早漏治療
早漏とは
早漏症(PE)について、PEは「premature ejaculation」の略であり、早漏症と呼ばれています。 明確な定義はありませんが、「性交時に女性が性的な満足を得る前に男性が射精をしてしまうこと」を指します。
射精までにかかる時間は様々ですが、早漏治療を受ける患者の多くは、おおよそ1~2分で射精してしまう症状があります。
パートナーの女性からしてみれば性交時の満足を得られないため、ストレスや不満を感じます。その結果、2人の関係に溝を作ってしまう可能性があります。
早漏の患者数は明確にあるわけではありませんが、日本国内に500万人以上の男性が悩まされていると考えられています。
早漏の原因
早漏の原因は、身体的な場合もありますが、特に精神的な要因が多い傾向にあるとされています。
性経験が浅い方は、性的な刺激に敏感であるので早漏に発症しやすいと考えられています。早漏の方は、脳内のセロトニンの分泌量が大きく関係します。セロトニンの分泌が少ないとノルアドレナリンが過剰に分泌され、興奮のコントロールが出来ずに早いタイミングでの射精になります。
早漏の治療法

早漏治療は一般的に内服薬を用いた治療です。プリリジー(成分名:ダポキセチン)は、世界で初めての早漏薬で60か国以上で認可されており、臨床治験によっても改善効果が証明された安全性が確立されている薬です。性行為の1時間前に服用することで、挿入から射精までの時間を3~4倍まで延長することが可能です。また、ED患者の3割は、早漏症と合併していると言われています。早漏症状のみでED症状がない場合には、プリリジーのみの服用で効果が期待できます。しかし、EDと早漏症を合併している場合は、ED治療薬とプリリジーを併用することで、持続時間の更なる延長効果を期待することができます。
感度の問題がある方には、リドカインを主成分としたリドスプレーという治療薬もございます。陰茎に噴射し、感度を落とすことにより、早漏を防止します。
また、プリリジーと同じSSRIと呼ばれる薬剤に分類されるパキシルにも早漏改善効果があります。日本において、パキシルは鬱病治療として使用されており、早漏改善目的で服用すれば挿入時間が延長されるというデータが海外の学術論文に記載されています。ただし、パキシルはプリリジーほどの早漏改善効果はないので、しっかりと早漏を治したい方はプリリジーの服用をおすすめします。詳しくは各薬剤のページをご覧ください。
治療の流れ
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